このほどテレビ朝日コメンテーターの川村晃司氏を講師に迎え、ホテルグランドパレス塩釜で新春講演会を開催しました。
講演会は、「政治・経済から読む今後の日本」を演題に、歴代総理が解決できなかった「拉致問題」「北方領土問題」「憲法改正」の3つを安倍総理がどのように今後進めようとしているのか、そのシナリオについて解説しました。
川村氏いわく、ロシアとの平和条約締結や経済的支援を足掛かりに、まず2島先行返還の約束を取りつけることにより、その後ロシア側から北朝鮮に対してメッセージを発信させ、「拉致問題」が解決へ動き出すことを期待しているのではないか。内閣支持率にも大きく影響するだろうし、総理の体調も良くなる。
また、3つ目の「憲法改正」は選挙後に与野党逆転とならなければ11月の大嘗祭後には動き出すだろう。衆参ダブル選挙は頭の片隅にもないと話しているが、頭の真ん中にあるのではないかと、時折ジョークを交えた講演となり、参加者も聞き入っておりました。
ただ、アベノミクスは本当に成功しているのか、地方が、国民がその効果・恩恵を感じているのか、選挙は国民の真を問うものであり勝ち負けより国民が納得できる政治を目指してほしいと講演を締めくくりました。
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