トップ
行事予定
情報公開
アクセス(略図)PDF:172KB
法人会ニュースしおがま
リンク
いすみ大使 鳥塚 亮氏が講演

 宮城・公益社団法人塩釜法人会(坂井盾二会長)は、このほどホテルグランドパレス塩釜で総会記念講演会を開催した。

 NPO法人おいしいローカル線つくる会理事長・いすみ大使の鳥塚 亮氏を講師に迎え、法人会会員のほか一般市民を対象に「発想の転換と地方創生」と題して講演を行った。

 講演では、国鉄の路線廃止の一つだった房総半島の木原線を引き継いだいすみ線の運営会社「いすみ鉄道」を舞台に、赤字経営で鉄道の廃止も検討しているさなか公募社長として就任し、ローカル線を上手に使って地域に経済を呼び込み、地域が元気を取り戻した体験談を紹介しながら80分間講演した。

 鳥塚氏は、「出費は出来るだけ最小限に抑え、地域の資源をどのように活かし、いかに観光客が地域に足を運んでもらえるか!」。お金をかければそれなりの効果は期待できるが、失敗したら致命傷となる。ローカル線は地域の広告塔であり、駅は町の玄関口であるということを忘れてはいけないと熱いトークとなった。

 観光客の増収策として実施した「ムーミン列車」は、女性や子供をターゲットに当時の車両にムーミンシールを貼っただけであったが、かわいいというだけであっという間に芸能人がきたり、雑誌も取り上げた。

 通常、旅行というと遠くに出かけて、美味いものを食べて、いいホテルに泊まってと考えるが、非日常体験ができればいいという考えの人も多いということ。自分たちのキャパを考え、よさの分かる人が来てくれればいい位の程度で、あまり構えすぎない方がいいと語るなど、参加者も聞き入っていた。

 最後に「女性が集まるところに男性は必ず集まる。その逆はない。」と講演を締めくくった。

Copyright©公益社団 法人塩釜法人会 All rights reserved