このほど、ジャーナリストの三神万里子氏を講師にお迎えし、ホテルグランドパレス塩釜で新春講演会を開催いたしました。
講演では、開口一番「グローカルとは、グローバルの動向を見ながらローカルに引き戻し、いま何をやるべきかを同時に考えていくこと」と、まずは語句の意味を説明され、その後、「グローカル視点での地域経済活性化」と題して、塩竈市の現状と変化をグラフ等のデータで示しながら聴講者と情報を共有し、塩竈エリアの強みを上手に世界的な需要や問題解決の材料としてうまくマッチさせるために、これからどう進めていくことで、どう変わっていくのか、そのためのビジネスヒントや手法を事例で示しながら分かりやすく解説いただきました。
例えば、マグロ水揚げ全国第二位の魚介水産の競争力を高血圧対策や嚥下食へ、災害の経験地をレジリエンスエンジニアリングとして、至近距離の離島群の再生・活用方法や、風光明媚な松島・美しい男性の象徴である伊達政宗・雅な鹽竈神社と桜パワースポットのブランディングの徹底など、地域経済活性化に向けた方策を紹介。
講演後半では、令和5年年までに確定している経済・社会の動きを一つずつ解説しながら、塩竈エリアの強みを活かすためのポイントに結び付け講演を締めくくりました。
三神先生は、地方創生がまだ注目されていなかった以前からアメリカメディアに日本の地方都市最先端事例の発信や全国の経済再生事例の発掘を手掛けたいただけに、具体的でとても参考となる講演となりました。
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